3.2. ビュー

項2.6の問い合わせをもう一度参照してください。天候の記録と都市の所在場所の組み合わせ一覧を得ることが今作っているアプリケーションにとって特に需要なのですが、この組み合わせの一覧を必要とする度に問い合わせを打ち込みたくはないですね。そこで結果を求める問い合わせに対してビューを作成し、名前を付けると、通常のテーブル参照のように結果を入手できるようになります。

CREATE VIEW myview AS
    SELECT city, temp_lo, temp_hi, prcp, date, location
        FROM weather, cities
        WHERE city = name;

SELECT * FROM myview;

SQLデータベースを設計する上で押さえておかなければならないのは、ビューを自由に使えるようにするという項目です。ビューはテーブル構造の詳細をカプセル化しますので、アプリケーションによる更新でテーブル構造が変ったとしても一貫したインタフェースを保てます。

ビューは実テーブルが使用できるほとんどの場合で使えます。とは言っても、ビューに対するビューの作成は一般的ではありません。

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