F.3. chkpass

本モジュールは暗号化したパスワードを格納するために設計されたchkpassデータ型を実装します。 各パスワードは入力時に自動的に暗号化形式に変換され、常に暗号化して格納されます。 比較する際は単に平文のパスワードと比較してください。 比較関数は比べる前に平文を暗号化します。

パスワードが簡単にクラックできる場合にエラーを報告する計画がコード内にあります。 しかし、現在は何も行わない単なるスタブです。

コロンを入力文字列の前に付けると、すでに暗号化済みのパスワードとみなされ、それ以上暗号化することなく格納されます。 これにより事前に暗号化されたパスワードを入力することができます。

出力時はコロンが前に付けられます。 これにより、暗号化を再度行うことなくパスワードのダンプと再ロードを行うことができます。 コロンがない暗号化パスワードが必要ならば、raw()関数を使用してください。 これにより、ApacheのAuth_PostgreSQLモジュールのような作業にこの型を使用することができます。

暗号化は標準Unix関数crypt()を使用します。 このため、この関数の通常の制限、特にパスワードの戦闘8文字のみが考慮されるといった制限すべてがかかります。

chkpassデータ型のインデックス付けができないことに注意してください。

使用例を以下に示します。

test=# create table test (p chkpass);
CREATE TABLE
test=# insert into test values ('hello');
INSERT 0 1
test=# select * from test;
       p
----------------
 :dVGkpXdOrE3ko
(1 row)

test=# select raw(p) from test;
      raw
---------------
 dVGkpXdOrE3ko
(1 row)

test=# select p = 'hello' from test;
 ?column?
----------
 t
(1 row)

test=# select p = 'goodbye' from test;
 ?column?
----------
 f
(1 row)

F.3.1. 作者

D'Arcy J.M. Cain ()

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