30.7. 動的 SQL

多くの場合、アプリケーションが実行しなければならない具体的なSQL文はアプリケーションの作成時にわかっています。 しかし、そのSQL文が実行時に組み立てられる場合や外部ソースによって与えられる場合があります。 こうした場合では、Cソースコード内に直接SQL文を埋め込むことができません。 しかし、文字列変数で提供した任意のSQL文を呼び出すことを可能にする機能があります。

任意のSQL文を実行する最も簡単な方法は、EXECUTE IMMEDIATEコマンドを使用することです。 以下に例を示します。

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION;
const char *stmt = "CREATE TABLE test1 (...);";
EXEC SQL END DECLARE SECTION;

EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE :stmt;

この方法ではデータを取り出す文(例えばSELECT)を実行することができません。

任意のSQL文を実行する、より強力な方法は、それを一旦準備し、実行したい時に準備済文を実行することです。 汎用化した文を準備し、パラメータで置換して具体化した形で実行させることも可能です。 文を準備する時は、後でパラメータで置換したい所にクエッションマークを書いてください。 以下に例を示します。

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION;
const char *stmt = "INSERT INTO test1 VALUES(?, ?);";
EXEC SQL END DECLARE SECTION;

EXEC SQL PREPARE mystmt FROM :stmt;
 ...
EXEC SQL EXECUTE mystmt USING 42, 'foobar';

実行する文が値を返す場合は、以下のようにINTO句を追加してください。

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION;
const char *stmt = "SELECT a, b, c FROM test1 WHERE a > ?";
int v1, v2;
VARCHAR v3;
EXEC SQL END DECLARE SECTION;

EXEC SQL PREPARE mystmt FROM :stmt;
 ...
EXEC SQL EXECUTE mystmt INTO v1, v2, v3 USING 37;

EXECUTEコマンドには、1つのINTO句、1つのUSING句、もしくは、その両方を付けることができます。どちらも付けないこともできます。

準備済文が不要になった時点で、それを解放してください。

EXEC SQL DEALLOCATE PREPARE name;

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